Vanden Plas Princess 1275
1967年6月から9月までの数ヶ月間にわずか856台だけ作られたPrincessのメイキングの中で孤高の存在。
Mk Iのボディと内装を持ち、1275ccにアップデートされたエンジンを積んでいるが、その主張はわずかにこのバッジのみ。
貴重なバッジを再現するプロジェクト。
この車を所有しながらバッジを失くして長年探している人がいて、手に入れるのがほぼ絶望的だったのが発端である。
今回は1275のレプリカを作るわけではないので3組の限定。
製作は、ミニ乗りで以前VPP1275を所有していたS崎氏にお願いした。
こちらはオリジナル。
現物がないことには始まらない。お持ちの方、現在お乗りの方に無理を言ってお借りした。
残念ながら”2″の下側ピンが折れている。
後からこれが大変なことになるのだが……
S崎氏が試行錯誤の末、ピンの位置を同じにして、このままの大きさをトレースすると強度上無理という結論。
結局、少し厚くしてピンを埋め込む事になった。
完成品。相変わらずS崎氏の仕事は素晴らしい。
さて、バッジの出来が素晴らしいので、それを入れる箱もきちんと作ることに。黒紙にコピーして金箔押しを施して貼り付け。
ちょっとしたフレーズを入れたカードも作成。
ご本人のお手元への完成品。
今回、無理を曲げて引き受けてくださいましたS崎さん、
貴重なバッジをお貸しくださいましたA部さん、N村さん。
みなさんのご協力がなければ出来ませんでした。
感謝いたします。
ありがとうございました。