“BMC APPROVED QUALITY ACCESSORIES FOR THE PRINCESS 1100” に載っているアクセサリーで Battery Charger (AKF1231)である。
当時の価格で、£2 12s. 6d.
この写真のものはAKF1231より前のバージョン。
MINIのMk1などの当時のアクセサリーだが、ほぼ同じものである。
AKF1001
200V〜250Vの家庭用電源(欧州規格)を6Vもしくは12Vに降圧するもの。ヒューズ端子を差し替えて電圧を変える。
信頼(?)のWIPAC製である。
さて原理だが、電磁誘導コイルを用いた降圧トランスで、いわばイグニッションコイルの降圧タイプ。イグニッションコイルと同様に発熱を考慮して油浸になっている。
イグニッションコイルは、コンタクトポイントのon-offによって正負を逆転させて電磁誘導を起こし2次コイル側に高圧を発生させるが、これは交流を1次側に流して電磁誘導を起こす(交流はもともと正負逆転しながら流れているため)。
1次コイル、2次コイルで発生する誘導起電力をそれぞれ V1e [V] 、V2e [V] とし、コイルの巻き数をそれぞれ N1 、N2とするとして、途中を省いて簡単に数式を書くと(物理の授業じゃないので)
これは とも表せる。つまり巻線の数に比例するのである。12Vに降圧するなら、N2をN1の約1/20にすれば良い。
ボンネット内に付けることができて、家庭用の電源で12Vを確保することができる画期的なアイデアだったのではないかと思う。
ただこれは電流を考慮していないので、バッテリーへの負担は大きいと思われる。まあ、緊急時なら使えるのかな。
当然、日本で使う場合は100Vなので12Vにはならない。アップトランスを使って200Vにして使うか(笑)
電磁誘導なんて久々に聞いた(爆)
高校以来だな(笑)
と〜るさん
本当だよね(笑)